自律神経失調症専門今日堂薬局 > 自律神経の病気・病名のご説明 > 神経症・その2
No9 ・ うつ病
No10・ 双極性障害
No11・ 躁病
No12・ 不眠症
No13・ 緊張性頭痛
No14・ 起立性調節障害
No15・ 広汎性発達障害
No16・ 心因性精神障害
No17・ アスペルガー症候群(AS)
No18・ 多動性情緒障害(ADHD)
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No9 ・ うつ病
うつ病は大きく分類すると「メランコリー型」、「非定型」、「季節型」、「産後」などがあります。
「メランコリー型」は、一般的なうつ病と言われるタイプです。
男性の場合、過剰な仕事や責務、役割に対応して適応したり、女性では、家庭的に頑張りすぎているうちに脳のエネルギーが枯渇してしまうような経過をたどるものを指しています。
「非定型」は、良いことに対しては気分が良くなる、食欲は過食傾向で体重増加、過眠、ひどい倦怠感、他人からの批判に過敏、などがあります。
「季節型」は、特定の季節にうつ病を発症し季節の移り変わりとともに症状が回復します。
特に季節には関わりありませんが、冬季うつ病は日照時間との関係があると言われています。
「産後」のうつ病は、産後4週以内にうつ病を発症するものです。
ホルモンの変化、分娩の疲労、子育てに対する不安、授乳などによる睡眠不足など、不健康要因が重なることが影響していると考えられています。
うつ病の原因
うつ病の原因としては、「環境要因」「性格傾向」「遺伝的要因」「慢性的な身体疾患」などが考えられています。
「環境要因」ですが、大切な人(家族や親しい人)の死や離別、大切なものを失う(仕事や財産、健康など)、人間関係のトラブル、家庭内のトラブル、職場や家庭での役割の変化(昇格、降格、結婚、妊娠など)が要因となります。
「性格傾向」も発症要因のひとつです。義務感が強く、仕事熱心、完璧主義、几帳面、凝り性、常に他人への配慮を重視し関係を保とうとする性格の持ち主は、うつ病になりやすくなります。
「遺伝的要因」、「慢性的な身体疾患」も発症要因のひとつです。
これは、目に見えない身体的な変化ですから、簡単には説明できないところです。
ひとりひとり様々な原因でうつ病になります。個別に対応することになります。
No10 ・ 双極性障害
以前は「躁うつ病」と呼ばれていましたが、現在では両極端な病状が起こるという意味の「双極性障害」と呼んでいます。
うつ状態に加え、激しい躁状態が起こる双極性障害を「双極Ⅰ型障害」と言います
うつ状態に加え、軽躁状態が起こる双極性障害を「双極Ⅱ型障害」と言います。
No11・ 躁病
躁病にも、二つのタイプがあります。
入院が必要になるほどの激しい状態を「躁状態」と言います。
家庭や仕事に重大な支障が出ます。
一方、はたから見ても明らかに気分が高揚していて、眠らなくても平気で、普段より調子が良く、仕事もはかどるけど、本人も周囲の人もそれほどは困らない程度の状態を「軽躁状態」と言います。
No12・ 不眠症
不眠症とは、夜眠れない症状ですが、これも、いくつかのタイプがあります。
まず、床に入って寝つくまでに、30分~1時間以上かかるタイプ。
精神的な問題、不安や緊張が強いときなどに起こりやすいと言われています。
次に、途中覚醒があります。睡眠中に何度も目が覚めたり、一度起きたあとなかなか寝つけなくなるタイプ。
不眠の訴えの中で最も多いと言われています。
日本の成人の方では、不眠の訴えの中で最も多く(15~27%)、中高年でより頻度が高いようです。
早朝覚醒のタイプ、予定時間よりだいぶ前に目が覚めてしまい、その後眠れなくなってしまうタイプ。
高齢者に多くみられますが、高齢者の場合は早寝の習慣が影響していると思われます。
睡眠時間を十分にとったのに、熟眠感が得られないタイプ。
その為、疲労倦怠感が強くなります。
他のタイプの不眠症を伴っている場合も多くあります。
No13・ 緊張性頭痛
一般的によく見られる頭痛ですが、原因は多様ではっきりしないところが多いのですが、頭痛のタイプで分類すると「緊張性頭痛」「慢性頭痛」「片頭痛」「群発性頭痛」などがあります。
この中で緊張性頭痛は、頭の周りを何かで締めつけられるような鈍い痛みが続きます。
まるで、孫悟空の頭を締めつける輪のような痛みだと表現されます。
また、肩や首の強いこり、めまい、ふらつき、全身のだるさなどを伴うこともあります。
この緊張型頭痛の原因は、大きく二つの原因に分けられます。
二つの原因とは、自律神経失調症との関係も深い、身体的なストレスと精神的なストレスです。
No・14 起立性調節障害(OD:Orthostatic Dysregulation)
この症状は、主に思春期の子供さん、特に女子に多い病気です。
朝起きれない・立ちくらみ・全身の倦怠感・食欲不振・立ち続けると気分が悪くなる・失神の発作・動悸・頭痛・夜寝つきが悪い・イライラ感・集中力低下などです。自律神経失調症の症状が現れます。
No・15 広汎性発達障害(pervasive developmental disorders, PDD)
広汎性発達障害とは、アスペルガー症候群や自閉症などを含む発達障害の分類です。
自閉症・アスペルガー症候群のほか、レット症候群、小児期崩壊性障害、特定不能の広汎性発達障害という5つの障害が含まれています。
No・16 心因性精神障害
心因性精神障害には、神経症、心因反応、心身症などがあり、心理的な要因で起こるものとされています。
なりやすい素質はありますが、身体的な異常がない人でも起こりうるものです。
No・17 アスぺルガー症候群(AS)
アスペルガー症候群は発達障害の一つです。アスペルガー症候群は比較的最近になって理解され始めた発達障害といえます。
言語障害や知的障害の症状はないので、周りからは「変わった人」と思われがちです。
アスペルガー症候群(AS)は対人コミュニケーション能力や社会性、想像力に障害があり、対人関係がうまくいきづらい障害で、知的障害や言葉の発達の遅れがないものを言います。
明確な原因は現在もわかっていませんが、何らかの脳機能の障害と考えられています。
No・17 多動性情緒障害(ADHD)
ADHD(注意欠陥・多動性障害)は英語でAttention Deficit Hyperactivity Disorderの略で、不注意(集中力がない)、多動性(じっとしていられない)、衝動性(考えずに行動してしまう)の3つの症状がみられる発達障害のことです。
年齢や発達に不釣り合いな行動が社会的な活動や学業に支障をきたすことがある障害です。

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